Shirokumayamaの中学受験備忘録

中学受験(2024)を伴走しながら考えたこと 時々2022年終了のことも書いています

中学入試と高校入試(女子の進学校の場合)

女子を持つ親だと多分。これから書くことはほぼ知っていることだと思います。

 

 女子の場合は都内では高校の進学校が都立の進学指導重点校等の自主問題作成校と国立、私立は中学受験でいうところのいわゆる難関校・上位校の一部(広尾学園東京農大一高、淑徳、安田、青陵等、共学)で、男子に比べて私立の選択肢が少ない(男子の場合は、開成、巣鴨桐朋、城北、男子校が数校、高校募集している)。附属は東京周辺も含めて、早慶の付属校、GMACH付属校、日本女子大付属等もあるけど、早慶の女子は中学に増して超難関校(男子校2校で女子校が1校、その1校は慶応女子だがおそらく現在は東京周辺で最も入りにく高校だろう。)に思える。高校のみの私立(朋優、錦城)もあるけどかなり少ない。

 

 小学校から夜遅くまで塾に通わせて受験勉強させる是非は別にして、女子の場合は、進学校に行きたい、行かせたい場合、中学受験をしないと選択肢が狭くなることは覚悟しないといけないと思う。都立高でよいと思っても都立高のなかでは一校しか受けられないから選択はかなり慎重になる(ただ、内申点が分かっているのである程度見極めやすい)。

 

 また、中学入試と違い高校では午後入試がなく都外の学校の入試を入れない限りスケジュールの上でも受けられる学校数に限りがある。

 

 中学受験で優秀な子が抜けて高校入試がその分楽になるかは分からないが、少なくても高校入試では学校の選択肢の数が少ない。枠自体については都立の自校問題作成校は進学指導重点校7校と進学指導特別推進校6校で合計13校、大体一校320人ぐらいの募集なので、女子には2000人程度の枠がある(東京の場合枠はおおむね男女別の募集である)。私立女子校で中学募集していないところは、女子御三家、豊島岡、白百合、吉祥、鴎友、頌栄、東洋英和、大妻、共立、恵泉、晃華、山脇、普連土、、、、、名前をあげたところで多分3000人は超える。難関校・上位校までの、中学受験のみで入れる学校の枠と、中高両方で募集している学校で中学で入れる枠と高校で入れる枠の差分の合計は、女子の場合は、かなりプラスになると思う。枠自体が少なくなるので、高校受験の方が楽ということは多分ない。

 

 他に感じるところだと、高校入学と、中学入学だと、こういった人に育てたいというポリシーの重みづけが前者では比較的軽いように思えるので、その分差異が少なくてあまり「この学校は合わないのでは」というふうに、学校選択に時間をかけなくても良いだろうというところは高校受験のメリットと言えばメリット。