Shirokumayamaの中学受験備忘録

中学受験(2024)を伴走しながら考えたこと 時々2022年終了のことも書いています

中学受験用と高校受験用の偏差値表を見較べて

公立中学には、様々な背景のある、学力幅の広い生徒が集まってくる。そのなかで学習指導要領に準拠した授業が展開される。当然、ふきこぼれも、落ちこぼれも発生しやすい。そのなかでボリュームゾーンはほぼ満足できる教育が受けられると期待できるのだが進学実績の面ではこのゾーンは中高一貫校の方が良い場合が多いと思いました。

 

中学受験の偏差値(例えば四谷大塚)が、その学年全体ではどの程度にあたるかしっかりとわからないのですが、よく見る数字どおり+10高いとして、それが高校受験時に維持されて内申もそれなりに取れたとすれば、中学受験時に55だった偏差値が65(V模試)になり東京都だと進学指導推進校に入れると期待できます。

 

中学受験用で偏差値60前後(65-55)というのは内申も含めて向き不向きがあるが特に男子の場合は高校受験に切り替えても進学実績のある学校に入るという意味ではあまり損をしない可能性があると思います。女子の場合は男子より入りにくさがあるので高校入試に切り替えてもとは簡単に言えないが選択肢としてはありでしょう。

 

男子だと偏差値60前後、女子はその数ポイント下のゾーンは選択肢が少ないですが、行きたい中高一貫校がなければ高校受験に切り替えるという観点はあるのではと思いますし、高校受験を否定しないなら中学受験する際も高校受験前提の国立大学の付属校も選択肢に含めても良いのかもしれないと思います。

 

都立高の場合、重点校や推進校とそれ以外との実績の差がかなりあいているので、例えば中学受験用の偏差値50で、高校受験用の偏差値60になれたとして、入れる学校の進学実績にはかなり差がある。中学受験用偏差値40で高校受験用偏差値50だとしても、同様です。

 

中学受験用の偏差値40-55程度の場合子供にあう適切な中高一貫校が見つかれば、そこに入った方がよい可能性が高いのであろう。

 

以上はあくまで進学実績と中学受験用偏差値表と高校受験用偏差値表を見較べて考えたことでした。中学受験が向いている子と向かない子がいるので、小学校のクラスで平均の子は中学受験したほうがよいということでありません。

 

(追記)

すごく身の蓋もないこと言うと、(ふきこぼれしないぐらいの)出来る子は中学で入ろうが高校で入ろうがあまり差がない(学校がある)けど、普通の子は中学で面倒見が良い学校に入って早くから育ててもらうと伸びる可能性が高まるということなのでしょう。