Shirokumayamaの中学受験備忘録

中学受験(2024)を伴走しながら考えたこと 時々2022年終了のことも書いています

6年2月 地理と生物分野がまずい。

ひたすら親は塾のプリントをスキャンして、ちょっと編集して、復習用に印刷している。

 

算数はそのプリントを見ていて気が付いたところ、この間は余白の計算の仕方が面白かった(真ん中からかきはじめて、下に行ってスペースがなくなるので、上に戻る)ので、アドバイスした。こういったところは何回も言わないとだめだろうと思う。算数は大きな穴がないので上の子の時に使った参考書類はこの時期は封印。

 

やはり、社会の地理と歴史の前半と、理科も4年の前半でやったところがもともとあまりやってなかったこともあり厳しい。6年になって社会も理科も5年習ったことの知識の確認テストが行われるのだが、結構やばいと子ども自身の報告。クラスが上がって「頭良い子が多い」、今まで通り点数だと「もっとできる子が結構いる」らしい。また、先生もどんどん当てるとのこと。覚えるのも大切なのだが、少し社会に興味を持ってもらいたく、子供新聞の1面だけでも目を通すように話した。

 

 

とりあえず受験をする場合に備えて(三番目、4年2月)

三番目(小学3年)がもし受験するならこの辺りかなと思って首都圏模試の偏差値50程度の学校の過去問を買ってみて、問題内容と合格者平均をみると、学校の勉強をしっかりやってそれを深堀すれば対応可能ではと思いました。算数は確かに学校の試験問題よりはかなり難しいけど、受験算数的な問題は少ないし、そこがとけなくても多分受かりそうに思いました。この辺りと考えると上の二人が通ったり体験したことのある塾はオーバースペックで不必要なところが多すぎますし、多分ついていけない。

 

そこでとりあえずできるかどうか分からないのですが、算数だけZ会の中学受験コースをとって半年遅れぐらいでやってみようかと思います。1番目の時に思ったのですが、算数は3-4年時は受験算数はあまりやらず、どちらかという学習指導要領を早回しですこし深堀しながら終わせるのを主眼にしているよう思いました。(Z会は学習指導要領、あるいはもともとある通信教育のコースをベースに受験対策を組み合わせるという設計をしてカリキュラムを作ったのではないかと思うのですよね。知る限りではどこの塾のカリキュラムとも似ていません。)

 

国語はいまやってる教材が終わったら、ふくしま式「本当の国語力」ベーシックと、一分力をやってZ会の普通のコースをやっていこうかと思っています。

 

進研ゼミも考えたのですが、算数がきっちり4年の最初の植木算が単元に入っていて、受験算数を考えて作ったカリキュラム(進度の遅めの塾のカリキュラムに似ています)で、将来塾に移行するけど4年の間は自宅で勉強させようと思ったりした場合はこちらだったのですが、受験するかどうか分からないけど受験勉強する場合もあるので学校の勉強を深堀しておこう思うと、上記の方法をとることにしました。

 

(2/21追記)理科と社会は余裕がないので市販のドリルでしっかり知識の定着をはかろうかとおもったのですが適当な教材がなく予習シリーズか自由自在かと思ったのですが、この2教科は進研ゼミをとりあえずやってみようかと思います(国語、算数は取っておいて適当なところでZ会から切り替えても良いかと思っております)。

 

 

 

受験あと1年

たまに算数の自宅学習用の問題集で間違っているのを教えるぐらいです。あまり勉強での出番がない2番目ですが、ときどき、一緒にYoutubeみて笑って過ごしています。

 

あとは、赤本で解答用紙をみたり問題を解いてみたりしています。チャレンジ校と本命校(いずれも現時点なので来年の今頃は全然変わっているかもしれません)は理科と社会においてあまり難易度に差がない(つまり本命校も理社は難しい)のですが、国語と算数(特に算数)にかなり差がある、ように思えます。

 

チャレンジ校に挑むかどうかは多分夏ぐらいに決める。夏までに国語と算数がそれなりに力がついてきたら、チャレンジ校を受ける。その前に対策講座に入れなかったら、その時点で諦めるかも。それぐらい、いまの実力だと難しそうな学校です。

 

男子校とは違って算数の難問はでないのでその分そのレベルに達するかどうかはやくわかるように思います。夏休み後はいずれにしろ理社の強化がメインになるのではと思っています。

 

一番目の時は理科は四科のまとめと魔法ワザだったのですが、2番目は塾の教材メインになるのであまり使わないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

3年生の理科、社会の学習は国語力の向上につながる

3年生の子供の理科と社会の教科書を見ると、結構文章が書いてあります。少なくても三年の最初の理科の文章は国語の教科書よりも読解力が要求されます。公文の問題集で復習してみると全然頭に入ってないのですが、うちの子のように国語力がまだまだの子供だときちんと学校の先生がかみ砕いて教えてくれないと理解できてなかっただろうなと思います(昨今珍しくないと思いますが、1学期、2学期、三番目のクラスはうまく運営されているとは言えない状態でした。)。

 

理科と社会は事物の教育で、理論はあまり入ってこないので、写真や絵やそのものを見せられれば腑に落ちやすくさせやすく、教えやすいように思います。国語力もアップするように思います。親がやっているのは問題集を解きながら教科書や図鑑を見せて説明することです。

 

今朝の朝日新聞谷川俊太郎が、学校で詩の書き方を教える前に、きちんと学校から家たどりつくまでのことを言葉で言えるようにすべきだと言っていたという話が載っていましたが、3年生の理科や社会は身の回りの話題、例えば町の地図の読み方など、を含んでいるので教えながらそういったことも強化されていくように思いました。

 

(1番目は年中から年長、Z会をやっていたのだがいわゆるお勉強的な内容よりも体験的な内容が多く含まれていたのように記憶している。ここでの体験が語彙が多いのに繋がっているように思える。2番目もとっていたのだがあまり関心がないので多少やったぐらいで終わってしまった。)

 

受験1年後の感想

良かった点

① 学校の環境がよい

 授業が面白い。面白い生徒が多い。いろいろトラブルはあるが、一つ一つ解決して行っている。こういったことが社会に出て役に立つのだと思う。先生に感謝しかない。

 

② 受験を経て成長した。

 6年の前半から夏休み失速して、後半から徐々に盛り返して、最後の2か月は親からみても能力も精神力も伸びたと思う。

 

ここはどうかなと思うところ、

 中学に入ってからの様子を見ると、成功体験のせいか、ぎりぎりになってがんばればなんとかなると思ってるのか、嫌いな教科も、日々こつこつ、自主的に頑張るというところはあまりみられない。結果、成績は微妙で、親はやきもきするのは通り過ぎて、若干なげやり(下の子たちをみるので精一杯)。得意科目で周囲から一目置かれているらしく全体として自己肯定感はあまり下がっていないが、公立行ったら不得意科目もあまり悩まなくてよかったと思うレベルだと思う。子供は自分が数学ができない、と早めに見切りをつけかけている。親からすると中学から数Iレベルまでは、センスがなくても腕力で解けると思うので足りないのは日々の努力なのだが。

 

 入学するまでは乗り換えありの1時間弱の通学距離はあまり問題にならないと思いましたが実際通うとこれぐらいがぎりぎりだと思いました。30分以内か1時間かかるなら乗り換えなしが理想です。(職場から学校に行くときにどれぐらいかかるかも一応考えた方が良いです。何かあった時はお迎えが必要になるので)

 

 書き出してみて考えると1番目の子は中学受験して良い環境に身を置けたので中学受験は肯定的に思います。しかし、高校受験でもダメだった悪いとは思いません。本当に子供によるのだと思います。たとえば打たれ弱い子なら、できる子の中で切羽琢磨される環境は合わないでしょう(中高一貫生が入学後自己肯定感が低くなる傾向あるという記事が朝日新聞に載っていました)。

 良い環境がどういう環境なのかは子供によって違うと思います。すぐわかることは数字的なところで私もかなりそれにとらわれましたが、進学すると6年上の先輩方の進学先よりは日々の人間関係の方がずっと差しせまった問題です。

 

去年を思い出して

1番目の場合、地方に学校を受けに行きました。親は2回、子供は1回しか学校を見に行っていません。首都圏からも受けに行く学校なので会場で同じ塾の子供とあったと聞いています。

 

Google Map+楽天トラベルで探して、学校から便がよさそうなホテルをとったのですが、温度調整がダメで、夜あまり寝付けなったそうです。下調べに行くときに、ホテルもきちんと見た方が良いと思います。

 

1月校はここと、落ちた場合は持ち偏差値-15の、ここなら合格もらえるだろうという学校を受けることにして出願はしました。2月受験の最後の学校に向けて難易度が高くなるようにしました。

 

困ったのは地方校でよいと子供が言い出したことで気持ちを立て直すのに時間がとられました。

 

最初に受けた学校に合格を戴いたので、2月校は持ち偏差値+5以上の学校をいくつか受けて、1月の合格を戴いてから受験を決めた+10以上上のところだけ落ちてあとは合格を戴きました。本人の努力もありますが、受かったところとは試験問題との相性が良かったのだと思います。模試と合格の関係と言いますが1番目のように極端に文系科目と算数との偏差値が離れている場合は試験との相性や対策で得意科目の偏差値に近い学校に合格することは可能だと思いました。

20230108 教育は何を評価してきたのか

 親の読書ですが、発売された後に買って読んで本をもう一度読み直してみました。

 本田由紀著「教育は何を評価してきたか」です。諸外国に比べ、学力が高い割に一人当たりのGDPが低い、ジニ係数高い、テストへの不安が強い、18歳での自分が大人だという思う人の割合が低い等々、ということを最初に示して、日本の教育の何が問題なのかを書いた本です。

 内容は「垂直的序列化:昔からの「学力」と、最近の「生きる力」の2軸の能力での評価と序列化」と、「水平的画一化:態度と資質の強化」の二つが日本の教育では発展してきている。水平的画一化もそれにのれない人をはじくように働き、教育基本法の改正でさらに強くなっている。弱い水平性多様性を改善するためには、高校の学科(工業科や商業科)を増やし、多様化するべきである、というもの。

 

 小学校や中学の評価項目に態度が入っていたり、要素に態度が入っているのも水平的画一化の流れで理解出来る。公立中学から公立高校に進む流れだと、水平的画一化にうまくはまる人でないと苦しくなると思いました。私立はそのあたりは様々なので、授業態度がよくない、提出物を出さないということがあまりマイナスに働かない学校もあるので、救われている子もいるのだろうと思いました。(一番目は提出に関してはきつく評価されているが、発言に関してはクラスの議論が活発になるという評価をされていて救われる。)