Shirokumayamaの中学受験備忘録

中学受験(2024)を伴走しながら考えたこと 時々2022年終了のことも書いています

理科の勉強

 中学受験の視点で見た場合の理科の勉強について書こうと思います。

 赤本は10冊以上買いました。国語の題材に興味があるので女子校も何冊か買ってあります。アマゾンで中古を買って、現実に志望校になるところは6年に買い足そうと思っております。

 それらをみると、他の三教科よりも、出題内容(あるいは形式、切り口)の幅が広いのが理科のように思います。自分なりに整理すると、① 物理系や化学系の計算問題や、一般的な知識を問う問題、② (実験)室内での実験をテーマに出す問題、③ 地学(、生物学)のフィールドでの観察実験の問題、④ 身近な出来なテーマに理科の知識を適応させる問題、の4つにおおまかに分けられると思います。有名な武蔵のおみやげ問題は、手で触れる道具について書かせる問題で④の内容であると思いますし、麻布のドラえもんの問題も④(の切り口)になると思います。栄光学園は、③の問題を出す比率が高いと思いました。

 4年の中学受験新演習をみると①と②を中心にかかれています。①はテキストで十分だと思います。限界がありますが②に関してはZ会では授業映像で時々実験の動画もみれます(実験の画像だけみれる、あるいはテキストに実験の動画がある授業回にマークを入れるようにしてほしいのですが、そうはなっていませんのでその目的には使いづらいです。)。実験教室に参加するあるいは簡単なものは家でやってみるということもできます(うちの場合は、実験の準備をするところで子どもが飽きてしまうのですが)し、NHKの番組を使うということもできると思います。

 ③に関しては、博物館や水族館の体験に参加するなどが役立ちそうです。

 ④です。身近なものに関する興味、関心をもつこと、観察すること、疑問があれば自分で考えて、周囲の人に聞いたり、本(やインターネット)等で調べてたり、言葉にする、他人に説明できる段階まで解決するということを繰り返していれば得意になりそうですが、これはかなり時間がかかりそうで中学受験勉強を始める4年から意識するというのでは間に合わないような思います。自分の子供をみていると、生物に関しては昆虫を捕まえること、虫以外に爬虫類、両生類を飼うことが好きですし、鉱物を集める(博物館のショップ等で買う、文化祭で地学部でもらってくる)のもそうです。こういった分野は自分で調べて解決するのですが、物理、工学系は興味はありませんので、上述のおみやげ問題は多分不得手です。

 塾は①への対策を一番得意にしていて、②、③、④の順に不得意になるといえそうです。②はまだテキストを読み込み、実験の動画をみることで対応できそうです。しかし、③、④は学校でやることや、家庭での親子の会話が大切だと思います。教科書を6年生まで買って来ましたが、何十年前の教科書よりも写真が多く使われている上に、内容は知識だけがのっているのではなく「どうして、そうなるのでしょう」という問いかけが多く書いてあります。③、④が多くの学校を受うると想定する場合、教科書を題材にしたり、身の回りのことを話題にしたりして何故そうなるのか子供と話した経験が対応力を作るように思います。このことは塾の保護者会でも言われましたので、塾の方でも塾が教えられないと多分、認識されていると思います。